【インドガイド】初めてのインド旅行におすすめ!大人気ゴールデントライアングルの巡り方

【インドガイド】初めてのインド旅行におすすめ!大人気ゴールデントライアングルの巡り方

ゴールデントライアングルとは、北インド主要3都市であるデリー、アーグラー、ジャイプルを3角形で結んだ観光周遊ルートのことです。

一周720キロにも及ぶこのルートはムガル帝国時代の世界遺産が多く、インドの魅力を幅広く体験できるため、旅行会社のツアーでも非常に人気のルートとなっています。

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旅の注意事項

この人気3都市はしつこい客引きが星の数ほどいます。インドに限らず、日本語で話しかけてくる外国人には最大の注意を払う必要があります。

「ワタシには日本人の彼女のミホがいます。家まで会いにきてください」

「チケット買うならこっちです」

「電車が運休になりました。うちのツアーで連れてってあげます」

このような常套句は全て断ってください。旅行客をカモにしようとした嘘がほとんどなので、トラブル必須です。

始まりはデリーのインディラ・ガンジー空港

まずは日本の直行便があるデリーから始まるのが基本。

日本の直行便は夕方もしくは夜に到着の便がほとんどです。

スカイチケットから調べると最安値や時間がわかります。遠回りですが、ドバイ経由だとお値段安くなります。

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インディラ・ガンジー空港からデリー市内へ

選択肢は4つです。(目安料金)

  • ホテルや旅行会社の送迎サービス(1000Rs)
  • タクシー(700Rs)
  • エアポートメトロ(60Rs) 
  • エアポートバス(75Rs)

一番安心・安全なのはホテルや旅行会社の送迎サービスです。ただし、1000Rsは覚悟しておく必要があります。1000Rs(1500円程)は日本からすると安いかもしれませんが、インドの交通機関を比較すると非常に高いです。

私のオススメとしてはエアポートメトロを利用することです。一番早く、安い手段になります。しかも10分~15分間隔なのが嬉しいところ。ただし、運行時間が4:45-23:40のため、深夜便で到着した場合は利用できない可能性もあります。

帰りに関しても、エアポートメトロで空港に行くのが渋滞も避けられて一番正確なので、一押しの交通機関です。

エアポートメトロの詳細はこちらdelhimetrorail.com公式

デリー観光

レッド・フォート建造物群(世界遺産)

デリーに滞在していたら訪れるべき場所の1つ、レッド・フォート建造物群。インドでは赤い城という意味をもつ「ラール・キラー」という名で呼ばれています。

タージ・マハルを作ったことで知られるムガル帝国の5代皇帝でシャー・ジャハーンが築いたこの城は、イギリス統治時代には軍事施設としても使用されていました。9年もの歳月をかけて、赤砂岩を積み上げて作った城壁はなんと2km。圧巻です。

  • アクセス:地下鉄Chandni Chowk駅から、徒歩で約15分
  • 入場料:950Rs(約1400円)
  • 営業時間:日の出~日没
  • 休み:月曜
  • 詳細はDelhi tourism公式をチェック
ムガル帝国(必見の歴史)

「ムガル」とは「モンゴル」の意味です。

インドのイスラーム王朝として最も強大さを誇ったのがムガル帝国になりますが、この初代皇帝のバーブルがモンゴルの血を引いていたため、「ムガル」の名前がついたのです。

一応、皇帝は17代までいますが、覚えておくべき皇帝は以下の6人です。第6皇帝以降はイギリス・フランス勢力によって帝国はデリー城周辺のみに縮小し、皇帝もただの称号にすぎない存在となっています。

第1代皇帝バーブル ムガル帝国を樹立(デリー周辺のみ)

第2代皇帝フマーユーン アフガン勢力にムガル帝国を滅ぼされるも、再び奪還

第3代皇帝アクバル 平和を願い宗教緩和

第4代皇帝ジャハーン・ギール 妻の影響でインドにペルシア文化を受容

第5代皇帝シャー・ジャハーン タージマハル建設

第6代皇帝アウラングゼーブ 宗教緩和を放棄し、インド中が反乱。

ジャーマー・マスジッド

1648年にタージマハルを建てた第5皇帝シャー・ジャハーンの娘によって建設されました。インド最大の礼拝堂としてムガル帝国時代から現代にかけて人々が利用しています。外観の赤と白のモザイクに魅了されること間違いなしです。

  • アクセス:地下鉄バイオレットラインJama Masjid駅から徒歩2分(レッドフォートから徒歩15分)
  • 入場料:無料(カメラ持ち込み300Rs)
  • 営業時間:7:00~12:00/13:30~18:30
  • 休み:金曜の11:30~は祈祷時間のため観光客は入場禁止
  • 詳細はDelhi tourism公式をチェック

高さ40mの尖塔(通称:ミナレット)に上り、デリーの街を一望することができます。チケットは100Rs。とてもいい景色なので、非常におすすめです。

このような景色をみることができます。

チャンドニー・チョーク・マーケット(下町問屋街)

オールドデリー観光で外せないのがこのチャンドニーチョークです。ジャマーマスジッドからも徒歩15分位、リキシャですぐなので併せての観光をおすすめします。

ここは問屋街になっていて、歩けば衣装や電化製品、フルーツ、宝飾品、なんでもあります。リキシャがガンガン走っていますので、やや注意が必要。汚い、臭い、狭い、人混みがそろっている町は世界でもなかなかありません。写真が好きな方にとってはこの古い問屋ストリートはおもしろい写真がたくさん撮れると思います。

カリーム(Karim’s)世界一うまいカレー屋

インドの首都デリーにある1913年創業の世界的に有名なカレー屋です。

ムガル皇帝にも愛されたこの店は、世界一うまいカレー屋と呼ばれることも。ここでは羊の脳カレーが一番有名。しかし食べる勇気のない方は素直にバターチキンカレーとタンドリーチキンを注文しましょう。

ここのバターチキンカレーは世界一かは疑問ですが、本当に美味いです。行く価値は十分にあります。

クトゥブ ミナールと建築物群(世界遺産)

ここはおすすめです。インド最大の塔と奴隷王朝時代の遺跡を見られます。塔は1193年に建てられ、高さが73mと圧巻。奴隷王朝が27のヒンズー寺院を破壊した時の石材で作られているそうです。

中庭には高さ7メートルの”鉄柱”が立っています。背を向けて立ったまま手で取り囲むことができれば、願いが叶うと言われています。

  • アクセス:地下鉄イエローラインのクトゥブ・ミナール駅から徒歩15分
  • 入場料:600Rs(約900円)
  • 営業時間:日の出~日没
  • 休み:なし
  • 詳細はDelhi tourism公式をチェック
奴隷王朝

13世紀に元トルコ人奴隷だったアイバクという人物が北インドを統一し、奴隷王朝をひらきました。奴隷王朝から約300年間、デリーに都をおく王朝が続いたため、デリー=スルタン朝の時代と呼ばれています。

後にムガル帝国の第1皇帝バーブルがこのデリー=スルタン朝の最後となるロディー朝を打ち破り、ムガル帝国を樹立します。

フマユーン廟(世界遺産)

ムガル帝国第2皇帝フマユーンの墓として赤砂岩と大理石で建てられたこの美しい建物は、後のタージマハルの原形と言われています。1565年に9年の歳月をかけて建てられましたが、これはフマユーン本人が建てたのではなく、息子の第3皇帝アクバルが父のために建設しました。中央にフマーユーンの柩が安置されていますが、実際の遺体はこの中にはなく、真下の地下深くに埋葬されています。正方形の庭園と、天井のドームはまさにムガル建築の典型といえます。

ここは約1時間あれば周れます。本当に綺麗な建物なのでおススメです。

  • アクセス:地下鉄JLN Stadium駅から徒歩20分 
  • 入場料:Rs 250(約370円)
  • 営業時間:日の出~日没
  • 休み:なし

デリーからジャイプールへ(鉄道列車の旅)

デリーからジャイプールへの移動手段は、鉄道列車、レンタカー、バス、タクシーの中から選ぶことになりますが、一番のオススメは鉄道列車です。もちろん、レンタカーが一番快適ではありますが、せっかくインドを味わうのであれば、やはり鉄道列車はかかせません。

  • 所要時間:約4時間半
  • おすすめ駅:ニューデリー駅
  • 本数:朝一番の6:05発、ジャイプル10:25着の一本のみ。
  • チケット購入:IRCTC公式からオンライン予約。時刻をサクッと調べるならeRailがおすすめ。以前はcleartripが最高と言われていましたが、最近不安定なこと、外国人枠が表示されない等の理由から本家IRCTCを使いこなした方が早いです。
  • 注意:現地でチケットを買おうとすると、「電車が運休になったから俺が連れてってやる」「予約デスクはこっちだ」など詐欺や騙しで溢れています。 

インドの列車予約システムは、かけ離れた階級の人が同じ車両になってしまわないように様々な階級を選べるようになっています。我々が関係するのが一般枠(インド人でも外国人でも選択可能)と外国人枠(外国人しか選択できない)

1.5~2倍ほど値段が違うので、まずは一般枠で挑戦し、もし埋まっていたら高い外国人枠で予約しましょう。しかも、外国人枠はキャンセル不可能なのに対し、一般枠はキャンセル可能です。

ジャイプール観光

ツーリストコンポジットチケット Tourist Composite Tickets

以下の施設の共通チケットで、外国人は400Rsで購入することができます。いくつか周るのであればこのコンポジットチケットにしてもいいと思います。特にアンベール城は現在500Rsなので、そこに行くだけで元がとれますね。

アンベール城
ジャンタル・マンタル
ハワー・マハル
ナハーガー
アルバートホール
シソディアガーデン
Vidhyadharガーデン

アンベール城

アンベール城は、ジャイプールに遷都されるまで、王国の都だった場所です。外見は威風堂々とした造りですが、150年間増改築が重ねられ、宮殿内部はムガル帝国のイスラム様式とラジャスタンの伝統様式が混合したおもしろい造りとなっています。

世界で最も美しいと言われる、象頭の神ガネーシャが描かれたガネーシャ門も必見スポットです。壁面を飾る精緻なモザイクや鮮やかなフレスコ画が圧巻です。

また、ここでは名物のゾウタクシーに乗ることができます。約100頭のゾウが3回仕事をしたら終了とのことなので、先着300グループまでとなります。絶対乗りたいなら朝早く行きましょう。

  • アクセス:ローカルバス(5番、29番)で20分程
  • 入場料:500Rs、ゾウタクシー1100Rs(2名まで)
  • 営業時間:8:00-17:30
  • 休み:なし
  • 詳細はtourism.rajasthan公式をチェック

バスに乗るのは迷うこと必須です。グーグルマップのルート検索(公共交通機関)でバス停は簡単にわかりますが、5番バス、29番バスが表示されません。一応、「アメール?」と聞いてみましょう。現地での発音はアンベールではなくアメールです。

風の宮殿 ハワー・マハール

ジャイプールはピンクの街と言われますが、まさにそれを象徴させる建物がこの風の宮殿です。姿を見せることが禁じられていた宮殿の女性のために1977年に建てられました。どの角度からも風が入るような設計になっています。横から見ると本当に薄い構造になっており、内部見学も一瞬で終わります。

  • アクセス:ジャイプール駅からバスで10分ほど。エアコン付きバスは1、2、3番バス、エアコンなしのバスの場合は1Aか9A番バス。
  • 入場料:50Rs
  • 営業時間:9:00-16:30
  • 休み:なし
  • 詳細はhawa-mahal.com公式をチェック

ジャンタル・マンタル(世界遺産)

1724年から1730年の間に、天文学者でもあったマハラジャ・サワイイ・ジャイ・シン2世(Maharajah Sawaii Jai Singh Ⅱ)は、インド北部に5つの天文台を建設しました。ここには16の観測儀が展示され、今でも使われています。当時のインドは戦争、外国人の侵略で疲弊しきっていた中、ジャイシン2世が天文学への研究を進めていたのは想像を絶する努力があったに違いありません。しかもヨーロッパの観測技術をも上回っていたと言われています。

天文学に興味がある方にとっては本当に面白い場所かと思いますので、ぜひ訪れることをおすすめします。

  • アクセス:風の宮殿のすぐ裏
  • 入場料:200Rs
  • 営業時間:9:00-17:30
  • 休み:なし
  • 詳細はjantarmantar公式をチェック

ラッシーワーラー(インドで話題のラッシー屋)

ここを掲載していないガイドブックは知りません。素焼きの器に入れて出すラッシーは本当に美味しい。ただし、これ以上に美味いラッシー屋は他にもありますので大きな期待は禁物。

有名になったためか、同じ名前の店が4件並んでいます。本物は向かって一番左の店になります。

ジャイプールからアグラへ

ここもおすすめは鉄道の利用です。

  • 所要時間:約4時間前後
  • チケット購入:IRCTC公式からオンライン予約。時刻をサクッと調べるならeRailがおすすめ。以前はcleartripが最高と言われていましたが、最近不安定なこと、外国人枠が表示されない等の理由から本家IRCTCを使いこなした方が早いです。

プランによっては別の都市からアグラへ列車で来る方もいるかと思います。

・デリー、ムンバイからの列車のほとんどがAgra cantt.R.S(アーグラーカント駅)

・ジャイプール、コルカタなどの列車の一部はAgra fort.R.S(アーグラーフォート駅)

の着となります。eRailIRCTC等で時刻を調べる際にはぜひ参考にしてください。

また、グーグルマップから「ルート比較ツール」でも簡単に時刻検索や到着駅ができますので、eRailと併用してもいいと思います。

アグラ観光

タージマハル 世界遺産

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが妻の死を嘆いて世界一美しい墓を建てました。写真でもわかる通り、白大理石の量感、完全なるシンメトリーは美しさを超越しています。

通常、”マハル”とは宮殿を指す意味ですが、ここの”マハル”は妻のムムターズ・マハルの名前から由来しています。22年という長い歳月と、2万人の職人を雇い膨大な費用を費やして1653年に完成しました。

シャー・ジャハーン皇帝は、川の向かいに自分用にも黒大理石版のタージマハルを建てる予定でしたが(航空写真で建設予定地跡を確認できます)、すでに予算は底を尽きています。

国家の先行きを心配した息子が反乱を起こして父を幽閉し、死後は妻の棺桶の横に置かれることとなりました。

  • アクセス:アーグラーカント駅からリキシャで70~100RS。タクシーなら300Rsほど。
  • 入場料:1100Rs(ADAチケット料500Rs含む)
  • 営業時間:日の出~日没
  • 休み:金曜
  • 注意事項:持ち込みは貴重品、ハンドバックのみ可能。大きな荷物は預けることになる。
  • 最新情報はtajmahal公式をチェック
ADAチケット料

インド考古学局に支払う料金です。

当日中であれば、アーグラー城、ファテープル・スィークリー、スィカンドラー、イティマド・ウッダウラー廟などでも併用できます。

翌日になると改めて購入する必要があります。

アーグラー城 世界遺産

この赤砂岩で築かれた城はムガル帝国の全盛期の強大な権力を象徴するお城です。「大帝」と称されたムガル帝国の第3皇帝アクバルによって軍事目的築かれました。その後シャー・ジャハーンの時代に大理石で改築し、宮殿になりました。ここに行けば、まさに要塞と言われている風貌を肌で感じることができます。

  • アクセス:アーグラーフォート駅から徒歩8分
  • 入場料:550Rs(ADAチケット料50Rs含む)
  • 営業時間:日の出~日没
  • 休み:なし
大帝アクバル(第3皇帝)とは

インドの歴史上、最高の”名君”と言われています。

まず必須知識として、ムガル帝国は、いわゆるイスラーム政権です。今までヒンドゥー教などの非イスラーム教徒には人頭税(ジズヤ)という、税金を課していたのです。元々、一神教と多神教で考えも全く違う中、税金も差別されていたら摩擦がどんどん強まっていました。

普通なら強引にイスラーム教をごり押しするところですが、アクバルは宗教緩和を図ったのです。アクバルはこの税金制度を撤廃し、さらに自らヒンドゥー教徒の王女と結婚し、優秀な人材ならヒンドゥー教徒でも高級官僚や将軍に任命するなど、公平で平和的な統治を図ったため、困難と思われていたムガル帝国の統治を実現できたのです。

ちなみに、後の第6皇帝アウラングゼーブは再び税金制度を復活させてしまい、人口の約9割が一気に反発しました。加えてイギリス・フランス勢力がやってきたため、ムガル帝国の破滅を迎えます。

大帝アクバル

ファテープル・シクリ・フォート 世界遺産

たった14年しか使われなかった幻の都です。
世継ぎが生まれず悩んでいた大帝アクバルに、聖人が男子を授かると予言します。すると翌年、予言通りに男子が誕生。喜んだアクバルは聖人の住んでいたシクリに遷都を決めました。そこで建てられたのがファテープル・シクリ城です。

しかし、水不足が原因でこの豪華なファテープル・シクリは放棄されました。巨万の富をかけたこの建物ですが、捨て去ったあとも特に財政にはさほど影響はなかったようです。

  • アクセス:アーグラーからバスで1時間20分(片道45Rs)
  • 入場料:510Rs(ADAチケット料10Rs含む)
  • 営業時間:日の出~日没
  • 休み:なし

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

その他のインド記事も参考にして頂けたらと思います。ぜひ旅を楽しんでくださいね!
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